ビアンキとの出会い
こんにちは。Cimaです。
ワタクシの初ロードバイクのお話です。
ワタクシが今乗っているバイクは、De Rosa の idol(デローザ・アイドル) というバイクです。
これです。
ちなみに谷川岳の一ノ倉沢まで登った時の写真です。
それまではGIANTのDEFYとTCRというバイクに乗っていました。その前がビアンキのバイクでした。
デローザとビアンキはイタリア、GIANTは台湾のメーカーです。
実は、ロードバイクには20年位前から乗っています。
記憶が定かではありませんが、おそらく1998年頃だったと思います。
当時、ワタクシは20代、このビアンキとの出会いは偶然、かつ衝撃的でした。
ランニング中に足を捻ってしまった為、別のエクササイズとして自転車にしようと思い、自転車のショップを回っていました。
当時はマウンテンバイクが流行っていたのですが、ワタクシの自転車価値観では、ママチャリが標準で、自転車とは値段的に高くても3万位でした。
買おうと思い、見て回って、初めて「自転車って結構高い」という事を知りました。
最初は量販店を回り、自転車専門店に行って、はじめてビアンキに出会いました。
一目惚れでした。
チェレステブルーのカラーリングと流麗なデザインと美しいロゴ。
衝撃的な美しさ&カッコよさです。
けっこうたくさんのビアンキバイクが置いてありましたが、当時は区別がつかず、全てが美しくかっこよく見えました。
が、値段を聞いてビックリ。上限を3万円で設定していたワタクシには、とても買える金額ではありません。
予算を話すと、「とてもムリ」という雰囲気でしたが、一つずつ値段を聞きながら見回してみると、中古っぽいロードバイク展示されていました。
「あれは?」と、聞くと、「あれは店長の個人所有で、趣味で飾ってる」という事でした。
あまりキレイな写真ではありませんが、コレです。
(今見ると、特にココロを動かす美しさが感じられませんが。。)
「あれは買えるの?」と聞くと、「店長に聞いてみる」と言ってくれて、最終的に「3万円でいいよ」という事になってしまったのです。
マサに運命でした。
このビアンキは10年ちょっと乗りました。以来、ずっとロードバイクに乗っています。
乗らない期間もありましたが。
人生の中で出会いとは、不思議なモノです。
たかがロードバイク、自転車です。
ですが、この時は、たまたま捻挫をして自転車ショップでビアンキに出会い、たまたま中古のビアンキがあり、たまたまそれが購入可能で、なおかつ購入可能金額で、それがロードバイクであった事。
この偶然が重なって、20年後の今、zwiftでバーチャル空間の自転車に乗っています。
ちなみにビアンキと言えば、チェレステブルーです。
チェレステの起源は“マルガリータ女王の青色の瞳をイメージした”や、“イタリアの空の色を表した”など諸説あるそうです。
毎年、微妙に変化するこのカラーリングは、工房の職人が何日も空を眺め、「今年はこの色にするぞ!」と毎年の空の色に合わせているという話もありました。
まさにロマンです。
ビアンキのバイクを見ると、『こんな逸話が本当だったらいいな』と思ってしまいます。
かつて、エンツォ・フェラーリは、『もっとも速い車は、もっとも美しくなくてはならない』と言ったそうです。
イタリアってすごいですね。